Artist-in-residence 002
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A R T I S T
桜木奈央子 / Naoko Sakuragi
1977年生まれ、高知県出身。立命館大学在学中に訪れたウガンダで内戦に衝撃を受けアフリカで写真を撮り続けている。著書に『世界のともだち(第64回産経児童出版文化賞大賞)ケニア』、『かぼちゃの下で ウガンダ戦争を生きる子どもたち』。新聞や雑誌、ウェブメディアなどにフォトエッセイや書評を掲載。アフリカで取材をしながら、奨学金支給や移動映画館などさまざまなプロジェクトに取り組む。毎年アフリカスタディツアーを実施し、日本では小中学校などでの講演活動も多数行っている。(桜木奈央子さんのウェブサイトより抜粋)
アーティスト・イン・レジデンスについて「黒潮の家」のインスタグラムで発信して間もなくご連絡を下さった奈央子さん。彼女はアフリカでの経験を元に立ち上げたCinema Stars*(アフリカ星空映画館)という移動映画館プロジェクトの実施やアフリカでの経験や魅力を伝えるトークイベントなど積極的に活動している方。
このページの写真は、すでにロケハンとしてプライベートとして「黒潮の家」に滞在して下さった時のもの。「黒潮の家」がきっかけで復活した嬉しいご縁のひとつ。年内に予定している彼女のアーティスト・イン・レジデンスは、地元の高校生も一緒に活動できたらと考えている。
Memoir
Artist in Residence
Supported by 黒潮の家
https://www.sakuraginaoko.com/memoir
文:町田美紀(@and_miki)
※cinema stars アフリカ星空映画館
アフリカの村落部では、ほとんどの子どもが映画を観たことがなく映画館がどんな場所なのかも知りません。そんなアフリカの子どもたちに「はじめての映画体験」を届る移動映画館プロジェクト。
詳しく知る >>
※アーティスト・イン・レジデンス(Artist In Residence )
招聘されたアーティストが、ある土地に滞在し、作品の制作やリサーチ活動を行なうこと、またそれらの活動を支援する制度を指すこと。〜中略〜
ジャンルは現代アートのみならず、演劇、ダンス、陶芸、映像、パフォーミング・アーツ、音楽などほぼすべての芸術分野で実施しており、対象もアーティストに限らず、研究者やキュレーター、評論家などが参加できるものもある。アーティストにとっては普段の生活から離れることで制作に集中できるだけでなく、文化の違いを超え、そこでの生活や交流から刺激を受け、新たなインスピレーションを得たり、制作の原動力としたりすることができ、また、人脈のネットワークを広げることができるという特徴もある。一方で招聘する側の自治体や地域にとっては、制作過程におけるアーティストとの交流や、地域の魅力の再発見などのメリットがある。地域文化の振興の点での効果も期待されている。(出典:アートスケープ)